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2018年1月23日 (火)

八田地区の草葺民家

平成30年1月22日(月)

こんにちは、うし子です。

今日ここ山梨県南アルプス市は雪です。

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いままでに撮りためた八田地区内の建造物の写真を整理しています。

草葺きの住居、昭和初期に建てられた養蚕に適した形態の家屋と作業小屋、瀟洒な近代和風建築、なまこ壁の美しい蔵などいくつかリストアップしており、近々、建築専門の先生にみていただく予定なのです。

草葺きの民家に関しては八田地区内で5棟を確認しており、屋根の多くは切妻造りです。現在は火事予防のために、屋根にトタンがかぶせてあります。

13_1078_2←上高砂のこの草葺民家には煙出しの櫓がついています。

Img20180122_14021622←平成6年発行・坂本高雄著『山梨の草葺民家』に掲載されている写真19「はっぽううだつの民家:上高砂」のお宅を探し当てたかったのですが、もうこの建物は残されていないのかもしれませんね。

15661←この民家は、近づいて下から覗いてみると、屋根の裏側に藁や木の骨組みを見ることができました。

Dsc_0787←野牛島中島家からの収集資料に家の普請に関する帳面もありました。こちらの内容も今後解読したいです。

Dsc_0711先週、養蚕に使用していた家を解体している現場に偶然出くわしました。半分破壊され、建物の梁がよく見えました。1階には、養蚕用の飼育籠や足踏み式の繭毛羽とり器が残されたままでした。

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日々、古い建物が消えてなくなっていきます。

八田地区の建物のお宝発見作業をしていると、焦ります。

うし子

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