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2018年4月24日 (火)

安藤家住宅の端午の節句幟

Dsc_1356こんにちは、みづほです。

こいのぼりを住宅内に吊り下げる文化財課西野氏

  

南アルプス市の重要文化財安藤家住宅では、いま端午の節句の室礼がされています。

おかぶと(かなかんぶつ)をはじめとする甲州独自の節句飾りが、皆さまをお迎えしています。

昨年いらしていただいたお客様にも、新たな楽しみを見いだしていただけるように展示を考えました。

初お目見えの節句幟は、その大きさと色、繊細な顔の表情を間近にご覧ください。

Dsc_1357 戦前に作られた節句幟の間

 

Dsc_1361真ん中の軍人は広瀬武夫中佐であると文化財課保坂さんに教えてもらいました。この方は、日露戦争の旅順港閉塞作戦で戦死したそうですが、たいそう部下思いの指揮者として、戦前まで軍神として崇められたそうです。十日市場の井上染物店さんで作られたものです。


Dsc_1360

こちらの武者幟、背景の水の文様の青のグラデーションが非常に美しいです。甲府の古谷染物店製。

Dsc_1362 こちらは、記紀伝承上の人物。神功皇后と赤ちゃんの応神天皇を抱く武内宿祢。戦前にとても人気のあった端午の節句のモチーフです。たいへん鮮やかで、筆致も精巧です。こちらも武者幟と同じ甲府の古谷染物店です。

 

昨年もいらしていただいたお客様にも、新たな楽しみを見いだしていただけるように、お手伝いのみづほも考えました。

初お目見えの節句幟は、その大きさと色、繊細な筆顔の表情を間近にご覧ください。

 

 

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