上八田と榎原で(4月3日)春を愉しむ
こんにちは、みづほです。 4月のはじめ、いつも気になっている上八田の葱苗畑の横を通ると、その上に咲くスモモの花が満開になっていました。極淡いピンクの控えめなスモモの花の色を、足元にひろがる若葱の緑のじゅうたんが引き立てとてもきれいでした。このスモモは「サマーエンジェル」という種類だそうです。
←上八田のスモモ畑の間には葱苗畑が同時に共存。4月初めには白いスモモの花と若緑の葱苗が共演する。
三月の下旬から一足早く咲き始める「貴陽」に続いて、様々なスモモの品種が順々に花を咲かせ、農家の方々はその世話に追われて、大変ですね。
葱苗畑から調査室のある南アルプス市ふるさと文化伝承館への帰り道、八田地区榎原にある大好きな桜並木を通ってみました。
↑榎原の桜並木
この場所は、御勅使川扇状地の扇端部を釜無川が浸食してできた南北につづく崖の直下。浸食崖上にある徳永の八幡神社から榎原の八雲神社付近までの間の崖下道沿いに桜並木が200mほどつづきます。
←御勅使川扇状地扇端部上にある榎原八雲神社へ浸食崖下から階段の参道が延びる。この八雲神社の鳥居の前を横切る道路の南方面に桜並木がはじまる。
私と同じように道沿いに車を止めてしばし桜の木々を見上げている人をこの時期よく見かけます。朝の通勤時にこの下を通ると朝日を浴びた桜の花がキラキラ光ってとても気持ちがいいですよ。開花してからの低温で例年に比べ花が長持ちしたようですが、4月16日現在、この桜は散ってしまいました。また一年後の開花を楽しみしたいと思います。
←白根地区西野池之端で撮影された満開の桜の下の子供たち。中込明久家アルバムより。
〇博で市民の皆さんから提供していただいた古写真を整理すると、アルバムの中に必ず一枚以上は桜の木の下で撮影されたものが見られます。 地域柄、果樹の花の写真も多いのですが、やはり昔から桜の花に寄せる想いは生業とは関わりなく格別なものだったと想像できます。
« 白根地区蚕糸業の痕跡1 | トップページ | 果樹の授粉はオーストリッチフェザーで »
「○博日誌」カテゴリの記事
- 昭和26年のきみ子ちゃんの絵日記を読む4(2024.12.13)
- 昭和26年のきみ子ちゃんの絵日記を読む3(2024.12.12)
- 昭和26年のきみ子ちゃんの絵日記を読む2(2024.12.11)
- 昭和26年のきみ子ちゃんの絵日記を読む1(2024.12.10)
- 腸チフス予防唱歌とコレラ注意報!!(2024.11.25)