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2019年9月26日 (木)

在家塚で果実出荷箱用プリント金型みつかる

 こんにちは。
2019411 201944 こちらの果樹 出荷箱用プリント金型は、在家塚の中込家で昭和30年代に使用されたものです。

201941637 ←昭和37年西野農協共選所(西野功刀幸男家資料より) 段ボールが主流になる前の昭和39年頃までは、木箱に木毛(もくも)と呼ばれる緩衝材を入れて出荷していました。木工所から仕入れた木箱に、各家で屋号と所属する組合の銘・品種と重量をこれらの金型で印字してから果実を詰めて出荷しました。
20194  ←南アルプス市白根地区在家塚の中込家で、こちらの箱に16枚の金型が入った状 態で保存されていたものを、このたび南アルプス市の文化財課にご寄贈くださいました。
201941-2  その16枚のプレートを分類してみると、中込家では昭和30年代に、5品目7種もの果樹を同時に栽培・出荷していたということがわかりました。

 2019414 一つの箱に入った金型資料が分散せずに、在家塚のある一軒の果樹農家から一括で見つかったことは、○○博物館調査員としては、たいへんうれしいことでした。
なぜならば、白根地区での果樹農業を特徴づけてきた多品目栽培を裏付ける実物資料だからです。
201949  フルーツ通のみなさんならご存知だと思いますけど、この昭和30年代の金型の品種名を見て、サクランボ・ブドウ・リンゴ・カキ・モモの中からそれぞれどの品目か言い当てることができるでしょうか?
201946 果樹農家の間では「品種は世につれ世は品種につれ」というように、カキの大和百目を除いては、現在ではあまりつくられていない品種が多いように思います。
201943 ある時代によく栽培された品種は、その時代の世情を反映しているものだといわれます。
皮ごと食べられて酸味のないシャインマスカットがブドウ界の一番人気を得ている令和元年のいまは、後世からみるとどんな世情だったといわれるのでしょうかね?
2019415
Photo_20190926163101 ←金型と一緒に在家塚中込家より提供していただいたアルバム写真の画像データ。フラフープは日本で昭和34年に大流行したようです。在家塚では江戸時代から続くなにげない庭先での柿干し風景だと思いますが、前にいるフラフープの少年とのコラボが時代観をばっちり表現していて、〇博的に大好物です!(在家塚中込家資料より)

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