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2020年1月

2020年1月20日 (月)

探し物の出てくる神様(十日市場神明石動神社)

 こんにちは。
 Photo_20200120144102 先日、十日市場の小池さんに製糸場のあった場所を教えてもらいに行ったときに、縄をかけて拝むと、探し物が出てくるという神様の存在を教えてもらいました。


3_20200120144101 4 その神様は、山梨県指定天然記念物の「十日市場の大ケヤキ」のある神明石動神社(地元では「正一位(しょういちい)さん」と呼ぶ)の境内にあります。

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神社を取り巻く石垣は、製糸場で働く工女たちが神聖な神社の敷地を安易に近道として通り抜けしないように囲ったものだとのこと。(小池さん談)

 


988_20200120144101 ← 河西製糸場が明治・大正時代にあった場所。

こちらの神社の西隣りにあった河西製糸場とヤマキ石川製糸場の場所を小池さんが実際に歩きながら案内してくださった時のこと。

先のとがったこの石造物の前にやってくると、「いまではここに、このありがたい神さんがあることなんて、誰ももう知らんようになってしまったなぁ」と残念そうに教えてくれたのです。

 昭和4年生まれの小池さんが子供の頃、無くし物が見つからなくて困っていると、おばあさんが「正一位さんに行って、探し物の神さんに藁縄をかけてお参りしておいで」と教えてくれたそうです。「昔はここに来ると、縄の輪っかがいつもこの先に何本もかかっていて、無くし物が見つからんで困っている人が、ここに探し物の神さんがおることを誰かに教えてもらって来ただなぁと思ったよ」と話してくれました。


Dsc_1466  常日頃から必要なものの行方がよくわからなくなる私ですが、加齢とともに最近とみにひどくなり、無くし物をしたということにさえ気が付かないほどの物忘れを伴う症状に見舞われることもあり、油断のならない生活を強いられているので、ひと時の心の安寧を得るためにも、この探し物の神様に改めてお参りに伺おうと考えている所存です。

 

ー後日さっそくー

←お参りする時の「縄の輪っか」って、こんな感じでいいのかしら。まずは二つの事と物について個人的にお願いしてきました。元のように戻ったり、帰ってくるといいなぁ。

2020年1月17日 (金)

どんど焼きのだんごはどう刺すか?

こんにちは。
Dsc_1607_20200117165501  小正月にどんど焼き巡りを楽しんだ〇博調査員は、各区の住民たちが持ってくるお団子(繭玉)にも着目し、大変興味をもって観察しました。仮に、どんど焼き初心者がはじめて参加するにあたって、「お団子はどのように棒に刺して持っていくか」ということが一番気になるのではないかと考えたからです。


 思い出すは、いまはむかし・・・、どんど焼きが盛んでない県外地域から嫁に来た私は、15年ほど前に、当時地域で行われていたどんど焼きに参加したいと幼い息子にせがまれ、繭玉(おだんご)づくりに取りかかったのですが、苦戦した思い出があります。お団子の作り方は調べればすぐに分かりましたので楽勝でした。しか~し、その後、これをどのように棒に刺して子供に持たせたらよいのかがわからなかったのです。近所で枝をもらえるような人脈もまだなかったので、ホームセンターに探しに行きましたが、どんど焼き用の枝なんてどこにも売っていませんでした。困ってしまって、細めの角材を買ってみたものの、そこに直列に2個ほどでっかい繭玉を刺したらたいへん不格好で、息子に「こんなものは持っていけないよ」と一蹴された敗北感が今も心の奥底にくすぶっています。

それはさておき・・・、令和最初の若草地区のどんど焼きおだんご(繭玉)コレクションを刺し方ごとに分類してご覧いただきましょう。

Dsc_1605 つりざお(直列)型:繭玉を通した針金の片方を棒にくくりつけたもの。火の中に投じ、焼きあがったところで吊り上げるタイプ。


 ←今年、藤田のどんど焼きで、30個もの繭玉を一直列につなげた人をみつけてびっくりしました。調査員がいままでに目撃した直列タイプの中ではまちがいなく最も長いものです。これを観られただけでも今年はさいさき良さそうな気がします。さらに、地面に引きずりそうな先っぽに近い5個くらいにはアルミホイルが巻いてあるところに細やかな配慮が感じられますね。

Dsc_1574 ←こちらは、よく見かける普通の長さのつりざお型。藤田で撮影。

Dsc_1525 Dsc_1480 ネックレス型:棒に繭玉を通した針金の両端をくくりつけ、ネックレスのように吊るすタイプ。Dsc_1543

←繭玉のピンクと白の配色が美しいですね。

Dsc_1577 ←こちらの白で統一されたものはまるで大粒の真珠のネックレスのようですわ。

Dsc_1576 Dsc_1532 Dsc_1481 伝統的な枝刺し型:果樹栽培の盛んな南アルプス市域では、冬場に剪定した桃の枝を使うことが多いです。

Dsc_1527 Dsc_1572_20200117165401 枝刺しエボリューション型 角材や棒の先がまるで枝分かれしているかのように、団子を刺すための針金を何本か装着しています。団子を刺した枝が焦げ落ちることもなく、美しさと機能性を備えたまさに進化型ですね。

Dsc_1614 はい、そしてついに出ました!フライパンごときたーーー!!!! もはや棒に刺さないバージョン! 〇博調査員が初めて目にした形態です。
 
 以上のように、今回の観察ではおおまかに4型式を観ることができたわけですが、旧来の枝刺し型が年々減っているように感じました。代わりに数年前から目立ってきたネックレス型やつりざお型に加えて、枝刺し型の進化系が機能面でだけでなく美しさも兼ね備えていて感動しました。さらには、フライパン繭玉という新型にもお目にかかることができて、たまげましたよ。大変興味深かったです。
 鬼に笑われそうですが、来年のどんど焼き取材でもひきつづき、おだんごを刺す棒の観察はやめられそうにありません。

 

 

2020年1月16日 (木)

若草地区どんど焼き巡り

こんにちは。
 Dsc_1617 今年は比較的あたたかな小正月を迎えましたね。1月11日から14日にかけて、市内各地ではさまざまな小正月行事が行われました。


 〇博調査員は、今年度の重点調査地域である若草地区のどんど焼きを巡ってきましたので、まずはダイジェスト版でご紹介したいと思います。

←令和2年1月12日藤田のどんど焼き


 若草地区では、どんど焼きに先立って、「オコヤ」とか「ホコラ」と呼ばれる構造物を竹と稲わらで作ります。そして、役目を終えた正月飾りや御札・ダルマや破魔矢などの縁起物・その他習字した紙等が、各家庭より持ち寄られ、その中に詰めて燃します。


 確認できた各区の実施状況をお伝えしますと、

Photo_20200116110801  加賀美:令和2年1月11日(土) 朝9時45分集合 10時点火 「ホコラ」は2メートル四方、高さは4メートルで、竹と稲わらを使い、方形屋根付きタイプを前日につくる。加賀美遠光公廟所前広場にて法善寺住職により点火。 

Photo_20200116110802 残念ながら今回の取材では、点火前の「ホコラ」の撮影に間に合わなかったのですが、昨年のものの画像を見せていただきました。

加賀美区でも以前は夜にどんど焼きを行っていましたが、2年ほど前に強風にあおられて火の粉が高く舞い上がったことがあり、周辺住宅への影響が危惧されたため、比較的風量の少ない朝方に行うことになったといいます。

 

Photo_20200116111001← 鏡中條北部(上手村):令和2年1月11日(土) 夜6時に点火 「オコヤ」は約2.5メートル四方のものを竹と稲わらで作り、屋根を付けない。

 鏡中條上手村にある各小路(こうじ)が、それぞれの道祖神前でお参りしてから集合して合同で行います。

Photo_20200116111002 場所は鏡中條集落と県道南アルプス・甲斐線との間にある耕地(字村東)。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Photo_20200116110803 ←寺部: 令和2年1月12日(日) 夕方5時に点火 「オコヤ」は2m四方を竹と稲わらで作り、屋根がないタイプ。 当日の3時過ぎに30分ほどで組み上げる。

Photo_20200116110804  ←地域の道祖神さんにお参りしてから集合して行っています。

 

 

 

 

 

 

Dsc_1566  Dsc_1590藤田: 令和2年1月12日(日) 午前に材料集め(八幡神社の隣の竹藪から調達)、午後に組み上げ、夕方6時半に点火。 

Dsc_1564 「オコヤ」は2.5高さ3mを竹と稲わらで作る。方形屋根を竹で骨組みし、藁ではなく、竹の葉(笹)を上にかぶせている。良く燃えるように内部は3階建てになっている。15人ほどで1時間で組み上げる。

Dsc_1600←場所は字村東にある藤田区有地ですが、この場所はリニア中央新幹線予定ルート上にあるので、今後開催場所が変更になる可能性があります。

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その他、聞き取り調査や状況判断のみの情報を記すと、

浅原: 令和2年1月12日(日) 夕方6時半に点火(午前中に藤田の八幡神社竹藪から調達) ここは立方体のオコヤではなく、ティピーのような左義長型のオコヤだとのこと。七面山のそばの空き地で行うそうです。(当日取材できず、聞き取り調査のみ)

下今井: 令和2年1月14日(火) 夕方6時ごろ点火 場所は下今井1085付近の段丘下。 6時過ぎに通りがかると、どんど焼きの火と、繭玉持った人々を見ました。オコヤは無いようでした。

Dsc_1572  藤田や鏡中條などは、以上に載せた「オコヤ」の情報以外にも、住民たちが焼くために持ってきたお団子のトレンドなども観察しましたので、別記事でご紹介する予定です。


 本年もどうぞよろしくお願いいたします。

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