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2020年3月26日 (木)

紅の霞棚引く如く(甲西のスモモの花)

こんにちは。  

Dsc_0405_20200326142201 南アルプス市内の果樹地帯では、2週間ほど前から、ひときわノッポで淡いピンクのスモモの授粉樹「ハリウッド」が咲き始め、春が本格的に始まりました。

つづいて純白のスモモの花々が満開となってきた先週末頃から濃いピンクの桃の花が、昨日あたりからは桜の花も開き始めました。市内各地が美しいです! 

 

フルーツ王国の花々は何が有ろうと、惑わされることなく、気候に合わせて淡々と自分たちの仕事をしています。そんな実直で律儀な花々たちの様子を見に、お彼岸のお休みに甲西地区に出かけてみました。

 Dsc_0360 Dsc_0359 まずは、秋山川すももの郷公園に車を停めて散策しますと、脚立をかけて摘花作業にいそしむ人々を見かけました。良い実をつくるために枝の先端と上部についている花を落としています。

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 Dsc_0390 次に秋山からトンネルをくぐって、高台にある湯沢の懸腰山から眺めてみることにしました。

Dsc_0397 Dsc_0400 日蓮上人ゆかりの眺望で知られる名勝、懸腰山(けんようざん)ですが、現在ここからでは残念ながら電柱が邪魔をしているので、道を挟んだ高台を登ったところに展望場がもうけられていました。

Dsc_0391 ←こちらがその展望場から撮影した画像です。(令和2年3月21日撮影)でも私個人的にはスモモの花に埋もれる秋山や湯沢の集落をメインに撮影したかったので、ここから見える下の道に降りてもっと東方面にカメラを向けてみました。

Dsc_0410 ←花に埋もれて青緑色の屋根が2つ並んで見えるのは、左から湯沢区公民館と落合創造館アミカルです。ああ、まさに桃源郷!

Dsc_0357  嘉永4年(1851)「甲斐叢記」という書物みると、四巻・宗持里落合村の項に、『落合湯澤塚原の三村に係て 近き頃より桃の樹を夥く植え実を採て生業とする者多し 花の盛には西山の足一面に紅の霞棚引如くにて いと麗しき風景なり』と記されていました。

 現在も春の落合で見ることのできるスモモの花の饗宴が、江戸時代から続く歴史的景観であることに感動しました。

 Dsc_0374 江戸時代の人が、「くれないのかすみたなびくごとく」と表現した甲西地区落合の春、今年も変わらず麗しいですわよ♡

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