防火水槽を跨ぐ清水の火の見櫓
こんにちは。最近、甲西地区をよく踏査している〇博調査員です。
先日、甲西地区清水で、存在感のある火の見櫓に出会いました。
三差路の中心に、すっくと立つその姿に思わず惚れてしまったのでご紹介します。
こちらの火の見櫓はなんと蓋のない鯉の泳ぐ防火水槽を跨いでもいる!そして、櫓の下にも半鐘が設置されている!
少し離れたところから見てもカッコいいのですが、近づいてみても見どころ満載で、〇博調査員のテンションは上がりまくりです。
日本全国のどこにでも存在する火の見櫓(ひのみやぐら)は、各地域の住民たち自らが建てた防災施設の一つです。
江戸時代以前の古くから見張り台としての目的を持ち、火災などの災害の早期発見をし、その上部に備え付けられた鐘を鳴らすことで地域に差し迫った危険を知らせたり、消防団員を招集するのに使用されてきました。
地域の持ち物として、コミュニティの中心場にあることの多い火の見櫓は、まち歩きの際の重要なチェックポイントであるとともに、集落を象徴する景観の中に溶け込み一体化していることが多いです。
←以上5点の画像は、甲西地区清水の火の見櫓(防火水槽上)
〇博調査員が最近撮影した市内の火の見櫓画像コレクションから、いくつか貼っておきます。
おそらく昭和20~40年代に建てられ使用されてきた火の見櫓がほとんどだと思います。
私と同じように火の見櫓をみてテンション上がる人が、もしいらしたら嬉しいです。
←櫛形地区上今井の火の見櫓
←若草地区下今井の消防信号板
←若草地区十日市場の火の見櫓
←若草地区加賀美の火の見櫓
←甲西地区和泉の火の見櫓
←甲西地区鮎沢の火の見櫓
←甲西地区田島の火の見櫓
←甲西地区西南湖の火の見櫓
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